Saturday, January 8, 2011

Sony / ソニー MDR-EX800ST ( MDREX800ST ) ヘッドホン インナーイヤータイプ

Band : Sony
Product Features :
- アーティストに軽快なパフォーマンスを約束するインナーイヤー型ながら、大口径16mmダイナミックドライバーユニットにより、レコーディングスタジオのモニタースピーカーさながらの自然な周波数特性を実現。分解能が優れ、モニタリングに適しています。
- レコーディングの現場で高評価を得ているモニターヘッドホンMDR-CD900STと同様に、精緻な手作業による厳密な音質調整により、音響特性の個体差を少なく仕上げています。
- 耳の形に合わせて形状が調整できるフレキシブルイヤーハンガーを採用。確かな装着性が得られます。また、最大500mWの高耐入力、アクシデント時の容易なコード交換など、ライブ環境に適した耐久性と機能性を実現しています。
- ■形式:密閉ダイナミック型 ■ドライバーユニット:16mm、ドーム型(CCAW採用)
- ■付属品 イヤーピース(S、M、L各2)、キャリングケース(1)

Sony / ソニー MDR-EX800ST ( MDREX800ST ) ヘッドホン インナーイヤータイプ
>> 極めて自然でニュートラルな音のイヤーレシーバーの逸品
本機はスタジオモニターヘッドホンの名機MDR-CD900STのステージモニターイヤーレシーバー版ともいえる機種です(今回はスタジオモニターではありません)。

使用目的がライブなどでのステージモニター・ステージユースなだけに、耐久性などにも配慮されたモデルとなっているようです。

第一印象では落ち着いた印象の地味な音なのですが、これが良い意味での地味で自然な音なので、末永く付き合える機種だと思います。

主にwalkman NW-A846(エフェクト類やイコライザーは一切未使用の状態)で聞いてみた印象をもとに感想を。



宮地楽器さんのソニー開発者へのインタビューでソニーの乃木坂スタジオの中でも優れた音環境であるStudio 1のラージスピーカー(TEC:ton TTH-1s)をリファレンスとして開発したとあり、

CD900STとはまた違い、リフレッシュ・リニューアルされた価値観と音をもった新しいモニターイヤーレシーバーです。

実際にCD900STと聞き比べてみると、このEX800STは全体的に表現が濃ゆく、音に厚みがあります。現行のCD900STよりも低音は良く出ているように感じます。

音場感はCD900STに近く、広いわけではありませんが、ソースが持っている広さがあるとすればそれを想像させてくれる広さは持ちえます。

CD900STがすっきりとしたクールなモニターヘッドホンだとすれば、EX800STはおとなしめで落ち着いたモニターイヤーレシーバーといえるでしょう。

また、CD900STをお手本にしたといわれるイヤーレシーバーの名機EX90と比べると、EX800STにはEX90のきらきらとした元気さはありませんが解像度はEX800STの方が段違いに高く、

他社製でShure SE530との比較となると、EX800STの音域の上下のレンジの広さはSE530とは比較にならないほど広いものを感じさせてくれます。



音質的には地味な印象なのですが、低音や高音などどれかの帯域に特色や誇張を持たせることがまったくなく、極めて自然でニュートラルな音を出してくれます。

しかし解像度はかなり高く瞬発力やレスポンスも良いのでアタックや音の引き・締まりといった細やかな部分も非常に明瞭に描写します。

余韻のある響きがあるソースはもちろんその通りに再生し、入力されるソースへの追随性の高さはすばらしいものがあります。

今まで他のイヤーモニターを使用されていた方でも、この機種で聞き直すとおそらくは新たな発見があるかもしれません。

かといって、ことさらそれを誇張することのない奥ゆかしさも持ち合わせています。さりげなく自然とそれに気づかされてくれるところがこの機種の特徴ともいえるでしょう。

低音は濃ゆく厚みがあるのですが締まりがあります。その他の部分ではボーカルのさ行や高音などが刺さるということもありません。

解像度がありレスポンスが良い明瞭なモニター機というと聞き疲れするのでは?という疑問もあるでしょうが、

その再生音が極めて自然なため、聞き疲れするということがありません。そういう意味ではとても不思議な機種といえるでしょう。

イヤーピースによる音質差は標準のイヤーピースでバランスを取っていると思われるため、本機への社外品での使用はその質を変えてしまうことを念頭に置いておく必要がありそうです。

他機種(EX1000用など)とのケーブル交換についても同様のことが言えると思われます。



遮音性は標準添付のイヤーピース(個人的にフィットしたものはMサイズです)で、無音時ではある程度外の音が聞こえますが、再生音が出れば(音量12〜15程度)、外の音はマスクされて聞こえません。

またイヤーレシーバーから外への音漏れは上記の音量であれば気にするようなレベルではほぼありません。電車内での使用にも問題ないでしょう。

装着感はイヤーハンガーの軟質素材を耳の付け根にフィットするようになでつけて沿わせればそれなりに自然な装着感が得られるでしょう。

もともとがステージモニターとして開発されているので、アウトドアでの使用も問題ないです。

ケーブルが1.6mとパーソナルユースとしては長いので(モニター用途なので当然ですが)、長いと感じる場合はソニーの廉価機種などについているコード長アジャスターなどを使用して調整するとよいでしょう。



デザイン面では機種名の印刷された面は内側になるため外側からは黒い無地のイヤーレシーバーをつけているとしか見えません。

こういう面での主張が少ないのは残念な気もしますが、その音の性格ともあいまってEX800STらしいデザインといえるでしょう。



この機種は低音や高音といった部分を強調した音を好みとして良い音とする方にはまったく向かないと思いますが、

ソースそのものの音をがっつりと芯まで楽しみたいという方にとっては極上・至上のイヤーレシーバーとなるのではないでしょうか。

また、本来の目的通りステージモニターとしても当然ですが必要に十分すぎるほどの実力を備えていると思われます。

これまで海外産のイヤーモニターが多かった土俵だと思われますが、EX800STはそれらに変わりスタンダードになりうる力があると思われます。



22日に受け取り、かれこれ40時間以上聞いていますが、初期の印象から変わることなく実に自然な音を聞かせてくれています。

CD900ST同様に、変わることなく長く生産を続けて欲しい機種です。
>> 用途目的以外の使用は難しい?
 22日に届き、即開封・使用してみました。



 第一印象は、特に気になるところがありませんでした。しかし、リスニングでも使用しているCD900STと変わらなく何の違和感も無いからだという事に気付き、感心させられるばかりでした。

 900ST同様、音場は狭いながら各音がよく判ります。初期の900STにより近いようで、現行900STに比べ低音がやや弱く感じます。また、篭り感も900STに比べると少ないような気がします。



 アウトドアでの使用はどうかというと、DAPが初代ウォークマンケイタイW42SでATRAC3という劣悪環境なのですが、普段使用しているXB40EXと比べ音のクリアさが格段に違います。しかし、遮音性が悪いため外の音がまるまる聞こえてきます。ボリウムを10まで上げても近くの人の話し声が聞こえます。XB40では6で話し声はシャットアウトできたので、外の音が気になる方はアウトドアでの使用は控えた方が良さそうです。電車内では、走行音と振動に低音が消され軽い音になってしまいます。逆に郊外でのウォーキングなんかでは、適度に周囲の音が入ってきて安全かも知れません。



 音漏れも大きく、電車内でXB40と同じ音量(10)では隣りの人が気にするくらいに漏れます。XB40では耳を近づけないと判らないとの事なので、いかに音漏れが大きいのか判ります。



 装着はシュアがけをしたことが無くても、2、3回すると慣れました。コードのハンガー部もソフトなので耳の後ろもさほど気になりません。自分の耳だとドライバー部が上手く固定され、頭を振っても全くずれません。



 この、イヤホンは使用目的がスタジオモニターなだけに割り切って使うのが良いと思います。

 まだ鳴らし始めて20時間ほどですが、私はこのイヤホンの音が気に入ったので使い続けたいと思います。

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